あんず雨

戦国時代マンガやミステリーのコミカライズを手がけております☆キリシタン武将・明石掃部様を敬愛しております♪♪

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両腕の跡と、城跡(昨年日記からの転載)

2012/07/27 09:29 ジャンル: Category:原発と原爆と
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前日記に続き、楽天ブログよりの転載であります。
元の日記はこちらです。(2011年07月01日)

20年ほど前の、広島の古書店での思い出です。

やはり法事で滞在していた折でしたか、夏のある日。

広島市繁華街の目抜きアーケード街『本通り』から、少し脇に入ったところで、趣ある古書店を見つけました。

当時、毛利元就とその一族に興味があって(大河ドラマ『毛利元就』が放送される、そのまた数年前だった記憶が…)地元でしか買えないような本を探し歩いてのことでした。

お店のたたずまいから、いかにも歴史古書がありそう…との期待通り、吉川元春(毛利元就の次男)の城跡についての、写真や説明の載った、地元発行のリーフレットを見つけました。
(『史跡・吉川氏城館跡~歴史と遺跡を訪ねて~』という、30ページほどのもの)

これは即買い!!とばかりに、財布を出しつつ、ご店主(初老の紳士)とおぼしき方にそれを示しましたところ…。

歴史好きのかただったらしく「おお!同好の人が!!」という感じで、「この山城はね、とても良いんだよ!!行ったことがあるの?」と、とても嬉しそうに話しかけてくださったのです。

歴女様も多いイマドキでござりますれば、若い女性が、戦国時代の城跡の本を買うのも珍しくはないのでござりませうが、当時、私めの周囲にも、同好の友人(女性)は一人きり…という時代。

ご店主も、珍しいお客が珍しい掘り出しものを…という喜びのあまり、話しかけてくださったのでござりませう。

…ところが。

今思えば、ご店主の問いかけに、「行きたいと思ってるんですが、行った事、ないんです~。でもっ!毛利といえば、吉川・小早川の『両川』ですよね!!!」などと、ノリノリでお応えしなかったか…と、ほんにもう、悔やまれてならないのですが…。

「い、行ったことはないのですが…。戦国時代の毛利一族に興味がありまして…」などと、それなりに会話させていただいた記憶はあるのですが…。

そこそこの会話で切り上げて、支払いを済ませ、ぎこちなく、お店をあとにしてしまったのです…。

なぜかと申しますれば…。

ほんにもう、ご無礼この上ないことに…。
話の内容よりも、ご店主の、半袖シャツから出ている両腕に、意識が行ってしまったのです…。

その両腕は、まだら状に広がる、茶色のシミでいっぱいでした。

顕著なケロイドにはなっていないようでしたが、一目で、「ああ、原爆でこうなってしまったんだ…」と判りました。

あとから推察させていただいたのですが、ご店主、被爆時は、中学生か高校生くらいだったのでは…と思われます。
お顔に跡はありませなんだゆえ、学生帽を被っておられたのかもしれません。

あの朝も、真夏…。
半袖から出ていた彼の両腕は、原爆の熱線に焼かれてしまったのでござりましょう…。

ご主人の腕を拝見した瞬間、私めの脳内は、戦国のことより、原爆のことでいっぱいになってしまったのです…。

そして、(これまた、大変にご無礼極まりなきことに)見てはいけないものを見てしまった気持ちになり、弾んだはずの戦国会話もせず、お店をあとにしてしまったのです…。

今となっては、本当に残念で、そして何より、ご店主に、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そうそう頻繁に訪ねる機会も無い広島、その後、件の古書店に足を運ぶことのないまま、月日が過ぎてしまいました。

年月が過ぎるうち、お店の名前も失念してしまい…。

その後、記憶を頼りに通りを歩いても、それらしい古書店は見つかりません。
本通りの辺りは、バブル前後で、すっかり変貌してしまいましたので、まさに、一期一会の機会を、妙な動揺で、うやむやにしてしまったのです。

…あの時、入手したリーフレットは今も大切に持っていて、時々ページをめくっています。
そこに載っている、吉川氏の城館跡や山城には、憧れつつ、未だに足を運ぶことができていないのですが…。

古書店のご店主は、原爆で両腕に、あれほどの跡が残る火傷を負ってしまわれたものの…。
その後はお元気に生きて来られたからこそ、吉川氏の城跡を見学なさることができたのだろうな…と思い、少し、救われた気持ちになりました。

古書店はたたまれたけれど、悠々自適、今もお元気で、どこかの城跡を巡っておられると良いな…と思います。
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本通古本
どうやら二軒のアカデミー書店ともう一軒だけ。
昔はその廻りにもう五軒くらいはありました。
[ 2012/08/07 22:24 ] [ 編集 ]
ご情報、どうもありがとうございます!!
みなみ様、おはようございます。

> どうやら二軒のアカデミー書店ともう一軒だけ。
> 昔はその廻りにもう五軒くらいはありました。

ご情報、どうもありがとうございます。

昨年晩秋に広島に行った折も、本通界隈の古書店を探してみたのですが、親類から「むしろブクオフのほうに意外な歴史本があるかも」と教えられ、行ってみました。
ちゃんと歴史本コーナーがあって、毛利本を入手できたのですが、やはり、かつて本通り辺りに幾つかあったような古書店で探すようなワクワク感は今ひとつでありました…。

バブル前は、古書店に限らず、個人経営の味わい深いお店が多かったので、その辺りも残念です。
[ 2012/08/08 07:51 ] [ 編集 ]
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ナタ55

Author:ナタ55
敬愛する戦国武将は『明石掃部』様♪浦上・宇喜多・黒田、備前や播磨の歴史について勉強中です。
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