あんず雨

戦国時代マンガやミステリーのコミカライズを手がけております☆キリシタン武将・明石掃部様を敬愛しております♪♪

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午前8時ころ、電停で

2012/08/05 09:48 ジャンル: Category:原発と原爆と
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泡立った瓦(昨年日記からの転載)で、被爆した大叔母が『ある幸運』のおかげで、爆心地から少しでも離れることができた…というエピソードがあるのですが…と書いたまま、ずっと放置してしまっておりましたが、この機会に、書いておこうと思います。

原爆が広島上空で炸裂するほんの少し前、8月6日午前8時頃、朝の通勤風景…。

多くの人にとっての、最後の『日常のひととき』となった数分間の出来事です。

昭和20年8月6日、月曜日の朝。
当時、国鉄(現・JR西日本)に勤めていた大叔母は、8時頃、慌てて、路面電車の電停に走ったそうです。

けっこう責任ある地位にあった大叔母は、朝礼で挨拶(たぶん、『遅刻をするな!』という訓戒など☆)をしなければならないのに、家を出るのがギリギリになってしまったとのことで…。

住まいは、市内中心部。勤め先の国鉄官舎方面(現在の広島駅のもう少し北側)へは、電車に乗りさえすれば10分くらいなのですが、朝のラッシュ時、電停ではかなりの行列となっていたそうです。

路面電車はバスのようなものですので、何両も連結されている電車のように、一度に多くの人は乗れません。ラッシュ時には次の電車がすぐ来ますので、並んで待っていれば程なく乗れるのですが、絶対に遅刻したくない大叔母は…。

行列の前のほうに並んでいた男性に、正直に訳を話して、割り込みをさせてもらったのです。

広島の人は、おおらかで親切な人が多いので…。割り込みを快諾してくれたその方も、その後ろに並んでいたかたも、気持ちよく、大叔母に、すぐ来た電車に乗るよう促してくれたとのこと…。

そのお陰で大叔母は、爆心地から離れることができ、朝礼に向かうべく、国鉄の階段を駆け上がっている時に、ピカ(原爆の閃光)を片目に受ける程度の被爆で済んだのです…。


幼少時にその話を聞いた折も、その後、何かの拍子に思い出す時も、「おばちゃんを割り込ませてくれた人は、助かったのだろうか?」と、気になり続けました。

大叔母にとっても、たまたま電停で声を掛けた知らない人であったのでしょうし、その後の惨禍と混乱の戦後を考えても、その親切な方の消息を調べる術など無かったに相違なく…。

おそらく、その方は、大叔母が乗った同じ電車に、ご乗車にはなられたと思われます。

ただ、市内中心部からそれほど離れていない場所で下車なさっておられたり、被爆の瞬間は大叔母と同じように少し郊外においでだったとしても、その後の状況によっては、大変なことになってしまわれたりしたかも知れません…。

親切なその方には、どうかご無事であっていただきたい…と、強く思い続けて来たのでありますが…。
その方の後ろに並んでいて、大叔母の割り込みを容認してくださった方々も、皆様、同じくご親切だった訳で…。

そんな、親切で温かい心を持ったたくさん人々の上に、原爆は炸裂したのです。

大叔母を救ってくれた『よい話』ではあるのですが、深く考えるほどに、悲しくつらい気持ちになる話でもあるのです…。


(『よい話』系の読後感を狙おうと思いましたが、やっぱりダメでした…)
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Author:ナタ55
敬愛する戦国武将は『明石掃部』様♪浦上・宇喜多・黒田、備前や播磨の歴史について勉強中です。
タナキヨ本舗(創作戦国マンガ個人誌☆タナベキヨミ直販)
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